GX(グリーントランスフォーメーション)とは、化石エネルギーを中心とした現在の産業構造・社会構造をクリーンエネルギー中心へ転換する取り組みのことを表しています。
石炭や石油、天然ガスなどの化石エネルギーに対して、太陽光や風力発電のようにCO2(二酸化炭素)を排出しないエネルギー源のことをクリーンエネルギーと呼び、工場や事業所での電力を、水力・風力・太陽光などの再生可能エネルギーに転換することや、家庭の古い冷暖房機器を効率のよいヒートポンプ式に更新することがGXに繋がるという訳です。
似たような言葉にDX(デジタルトランスフォーメーション)があります。
DX(デジタルトランスフォーメーション)は、「ITを活用して人々の生活を改善させていく」という意味の言葉であり、経済産業省によるデジタルトランスフォーメーションの定義は「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」とあります。
「ちょっと待って、デジタルトランスフォーメーションってDigital Transformationだよね?」「GXもGreen Transformationの略だよね?」「どちらにもXが含まれてないじゃん」
英語圏では接頭辞「Trans-(~を横断する、超える)」を「X」と表記する慣習があり、これがDigital Transformationが「DT」ではなく「DX」と略される理由です。
同義語の「Cross(交差、横断)」の頭文字「X」が、視覚的・意味的に重なるためです。
「Trans」が「X」になる理由
「Cross」との同義性: 接頭辞の「Trans」は「~を横切る・超える」という意味を持ち、これは「Cross」と同じ意味です。この「Cross」の頭文字である「X」が「Trans」の略記として使われるようになりました。
視覚的な交差: 「Trans」が持つ「交差する」というイメージが、文字としての「X」と一致するためです。
技術・将来の象徴: 「X」は、単なる略語だけでなく、未知や変革、先進的な技術を象徴する文字としても好まれているんだそうです。
「X」が使われる他の例
EXchange → XXch (両替)
Transportation → Xport (輸送)
Transaction → Xaction (取引)
ビジネス用語で変革を指す場合、この慣習に基づいて「X」が使われることが定着しているそうです。